TCGの闇ブログ

ご相談等は、「このブログについて」を参照してくださりますようお願いいたします。

魔法少女 ザ・デュエルとディレクター・池田剛氏の問題について #まほエル

1.はじめに

魔法少女 ザ・デュエル（以下まほエルと表記）という、FORCE OF WILL株式会社から発売されているトレーディングカードゲーム（以下TCG）があります。
TCGのタイトルとしては決してメジャーでは言えず、TCGショップの扱いも良いものではありませんし、筆者もプレイしてはいません。
しかし、まほエルのディレクターである池田剛氏での言動が、取り扱っているTCGショップとまほエルをプレイしているユーザーとの信頼関係を壊すだけでなく、他のTCGタイトルへの不信感を抱かせ、最終的にはTCGというジャンルを壊す事になりかねないと思い、このエントリを書きました。

2.まほエルのディレクター・池田剛氏とは

https://twitter.com/tsuyoshiikeda

マジックザギャザリングの元プレイヤーとしてのプロフィールはMTGWikiのリンクに代えさせていただきます。
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%89%9B

現在は株式会社メインフェーズの代表取締役として、TCGショップのファイヤーボールの経営の傍ら、様々なゲームのプロデュースに関わっているようです。
https://www.cardshop-fireball.com/
https://profile.ameba.jp/ameba/tsuyoshiikeda

3.池田剛氏の言動について

https://twitter.com/tsuyoshiikeda/status/1061889578380840962

一見するとまほエルの通販まとめサイトを紹介しているだけのようですが、実際に紹介されているガッチャ.jpのサイトを開き、まほエル日本語版の出品リスト一覧の販売価格の高い順を開き、各商品を開いてみたところ、
出品カタログの価格が高い順・件数100件のうち、98件が池田剛氏が経営している「カードショップファイヤーボール」が出品している商品でした。
（残りの1件は別の出品者・1件はシングルカードでなくパックのボックス販売）
https://www.gaccha.jp/catalog/?h=_&rm=200&s=-2&g=520&l=jp&t=e&p=1


ガッチャ.jpにて「カードショップファイヤーボール」が出品している商品を見ていると、不自然な商品があることに気づきました。

​まほエルのWikiを参照したところ、これらのプロモーションカードはまほエル発売時に行われたキャンペーンで、抽選で700名に配られたカードのようです。
https://www65.atwiki.jp/casterchronicle/pages/132.html
https://twitter.com/mtd_japan/status/891991928958578689

プロモーションカード7種が700人に当たるキャンペーンで、均等に配布されたとすると市場には1種100枚しか存在しないカードのはずですが、
そのうちの7種中7種全てが池田剛氏が経営している、「カードショップファイヤーボール」が在庫を10枚以上を持っており、通販で販売しています。
正当な手段で在庫を確保しているのであれば、最低でも抽選で当たった70人から買取をしていることになりますが、
ガッチャ.jp上では現在は買取募集をしておらず、現在は5店舗あるファイヤーボールの実店舗ではまほエルの取扱がないことを電話にて確認いたしました。


また、「TCGショップで行われる大会の参加に関してはまほエルのパックを購入することが望ましい」旨の発言をTwitterでしております。

https://twitter.com/tsuyoshiikeda/status/1062299494920871937

4.言動に対する問題と疑惑

自身が経営している店舗とまほエルディレクターという立場を悪用し、自身への私益のための利益相反行為を行っていることが明白であると言えます。

  • プロモーションカードの横流し疑惑

市場で出回っている量が少ないプロモーションカードが、自身が経営している店舗での在庫が不自然な量であることから、プロモーションカードの横流し行為が行われている疑惑があります。

  • TCGショップで行われる大会の参加する際にパック購入を強制させるような発言

まほエルの大会に参加するためにパック購入を強制させるのであれば、当然ながらまほエルのパックの在庫をTCGショップが用意する必要があります。
そうなった場合、優越的地位の濫用に当たる可能性があり、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律（独占禁止法）の第19条（不公正な取引方法の禁止）及び一般指定第14号（優越的地位の濫用）に抵触する可能性が高いと言えます。
また、大会を開いているTCGショップにはまほエルのパックを買わせるように仕向けながら、自身は経営しているショップの通販でシングルカードを買わせようとしており、取り扱っているTCGショップとの信頼を裏切るダブルスタンダード行為であると言えます。

5.言動の何が問題か

まほエルのディレクターという立場を悪用し、自身の私益を肥やすための言動を行っていることが問題だと考えております。
今回は確認ができませんが、ディレクターという立場と、TCGショップを経営しているという立場を悪用して、
「今後出るカードと相性が良いカードの在庫をあらかじめ確保しておき、情報が出て高騰したタイミングで販売する」インサイダー取引と同等の行為が可能であります。
あくまでも疑惑でしかありませんが、プロモーションカードの横流しによって、「手に入れる手段が限られているカード」の価値の下落を招き、他のまほエルのシングルカードを取り扱っているTCGショップが不利益を被ることになります。
また、「プロモーションカードの横流しは取り締まる」と言っておきながら自身が同じことを私益のために行っているダブルスタンダード行為でもあります。
https://twitter.com/tsuyoshiikeda/status/1060641251731529729
https://twitter.com/tsuyoshiikeda/status/1060807705818882048

6.言動によって何が起きるか

まほエルユーザから見ると、
「ディレクターがこのようなことをやっているため、TCGショップからの信頼を失う」
↓
「信頼を失った結果、TCGショップがまほエルの商品・ショップ大会の取り扱いをやめる」
↓
「取り扱いが減った結果、まほエルプレイする環境がなくなり、ゲームが出来なくなる」
といった、負の連鎖が行われる可能性があります。

他のTCGをプレイしているユーザからも、
「まほエルで起きたことがTCG業界では許されると勘違いして、他のTCGタイトルで同じことを真似する」
↓
「信頼を失う行為を繰り返されたTCGショップが疑心暗鬼になり、新規タイトルを扱うことをやめる」
↓
「TCG業界がどんどん沈んでいき、TCGショップの閉店が相次ぎ、遊ぶ場所がなくなる」
といったことも考えられ、まほエルに興味が無いからと言って無関心ではいられない問題だと考えています。

7.まとめ

​池田剛氏の、まほエルのディレクターという立場とTCGショップ経営者という立場の2つを利用した行為は到底許されるものではないと考えています。
これらの行為に対して、発売元のFORCE OF WILL株式会社へ質問状を送りました。
回答期限は11月29日(木)とさせていただいたので、返答が来次第、報告したいと思います。

8.最後に

TCGにおける様々な問題などの窓口として、メールアドレスとTwitterアカウントを用意いたしました。
メールアドレス：tcgnoyami@gmail.com
Twitter：@tcg_no_yami
TCGショップの従業員や、TCG開発・テストプレイスタッフの、劣悪な労働環境・実労働時間を計算した場合の給与が最低賃金を下回っていたなどの労働問題（筆者は労働基準法の知識はある程度あります）、
悪意を持ったプレイヤーの大会でのイカサマや不正、転売による脱税の問題、TCGに何らかの形で関わっている方の内部告発など、
TCGに関わるさまざまな問題に対して、メール・ダイレクトメッセージをいただければ、問題解決へのアドバイス・起きている問題の追及などをしていきたいと思います。
勿論メール・ダイレクトメッセージをいただいた方の秘密は厳守いたします。些細なことでも構いませんので、何なりとメール・ダイレクトメッセージをいただければ幸いです。